Zurich Ueda / 板前(福岡・日本)

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今日もウエダさんは寝ている。

彼はぼくが以前働いていたコーヒーショップの常連さんである。日付の変わるちょっと前に店に来てコーヒーを飲みながら毎日ウトウトしている。

「忙しく働いてるんだなあ」と、ぼくは彼の寝顔を見ながら思う。板前さんなのだ。いくつかの職を転々とした後、現在はお寿司屋さんで魚をさばいている。

寝顔を携帯でぼくによく撮られるウエダさんには、板前の他にもうひとつの顔がある。

 

トライアスロンをやるのだ。

ご存知の通りトライアスロンというのは、超過酷なスポーツである。水泳、自転車、長距離走の三種目を一度に、

短くて五〇キロ以上、長ければなんと二〇〇キロもの距離を競うレースである。どうやったらそんなものができるのか。想像もつかない。

「いやいやそんなすごくないよ」

とウエダさんは言うけど、誰にでも真似できるものではない。

彼はまた、ユーモラスな人だ。冗談も言うし明るい。

 

ウエダさんのような人たちを見ていると、
過酷なレースや厳しい世界を乗り越える人々というのは、どこかしら楽観的な思考があるようにも思える。そういうメンタルが必要なのかもしれない。

これまでは、ぼくは同世代の人たちにグッドライフを描いてもらってきた。

なので、今回は初めて少し先輩のウエダさんにお願いしたのである。楽しくて、そしてパワーをもらえる、ウエダさんのGood Life。どうぞご覧ください。