Jean Okada/ファッションデザイナー(バンクーバー・カナダ)

最近服をあまり買わなくなった。
ここ二年くらいか、お金の余裕がなかったこともあったけれど、
東京にどっと押し寄せる「消費主義」の氾濫に、正直興ざめしてしまったのが一番の理由だと思う。
そんなぼくが、服をデザインする人にインタビューしたのだから、なんともナンセンスな感じもする。
ジーンに「どうして人は服をデザインするの?」と聞くと、すごく驚いた顔をしていた。
それはたぶん「なんで美味しいご飯を食べたいの」と言われるくらいの質問であったのかも知れない。
これまたナンセンスなことを聞いてしまった。(本誌ではカットしている…)
ジーンはファッションデザイナーだ。
しかも、まあまあ有名な…とかではなく世界的なブランドのヘッドデザイナーをやっていたような人である。
ぼくは彼女と友人づてで仲良くなれて、インタビューにも快く答えてくれた。
非常にチャーミングで気さくな人であるが、ダンサーの衣装の依頼を受けたり、DJもしたり全く多才な、しかし謙虚でかわいらしい女性である。
インタビューの文字起こしをして、改めて思ったのは、
ものづくりについては、本当に真摯に取り組んでいる人だと思われる。
こういうのはセンスの問われる世界なのであろうけれど、同時に、
よく考え抜かれ、努力をしてきたからこそ、これほど活躍しているのだろう。
まさにプロフェッショナルだなと思う。
ジーン・オカダの”Good Life”。
ファッションやものづくりの方々も必見です!
・Lululemon Lab(Jeanが以前ヘッドデザイナーを務めていたブランド)
・Aritzia(現在チーフデザイナーを務める、カナダの老舗ブランド)
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